ニューヨーク

折角アメリカに行くのであれば、できるだけ多くの都市を回りたいと思う方もいるかと思います。
その中で、ニューヨークは、ワシントンDCから行きやすい都市となり、陸路での移動も可能です。
列車だとアムトラック、バスだとグレイハウンドが代表的な乗り物になります。

アムトラック

アムトラックのユニオンステーションは、地下鉄のレッドラインで行くことができるワシントンDCの中心地にある駅です。
ここからニューヨーク行の列車に乗ります。
アムトラックは、通常の列車と、特急のような乗り物になるアセラと2種類あります。ワシントンDCからニューヨークの場合、通常の車両だと3時間30分ぐらい、アセラで3時間ぐらいになりますが、料金が大幅に違い通常の列車の料金が55ドルぐらいだとして、アセラは140ドルぐらいします。
このぐらい料金差がつくと、あまりアセラを利用するメリットはなくなってきます。

基本情報

ワシントンDCからニューヨーク所要時間 3時間から3時間45分
料金 55ドル前後から(購入時期により価格が変動するタイプです)

アムトラックの利用方法

アムトラックでの移動をする場合、早いタイミングで切符を事前に購入しておくほうがいいです。日本と違い列車の料金はフラットレートではなく、航空券のように変動式です。そのため、直前で買うような場合、55ドルの区間が200ドル近くになることもあります。ですので、当日買おうというのはやめておきましょう。

アムトラックの使い方

ユニオンステーションにて

ワシントンDCはユニオンステーションがアムトラックの出発点になります。
アムトラックの普通車は自由席ですので、早めに行くことが望ましいです。
ユニオンステーション自体は、お店もありますので、早く行ってもスターバックスなどコーヒーを飲むことができます。

ユニオンステーションについて

乗車の時間

アムトラックは、ゲートがぎりぎりまで決まりません。
30分ぐらい前に掲示板で自分の乗る列車のゲートを確認します。
切符に電車の番号が書いてあるので、その列車の番号とゲートを合わせて確認します。

自由席ですので、列車のゲートが決まると並び始める人が出てきます。
その列に並び待つようにしてください。

ワシントンDCの場合、メインレベル(2階)で待ち、列車が到着するとロウアーレベル(1階)に行くようなイメージです。
列車に乗れる準備が整うと、列がずらずらと動き始めます。
日本のようにすぐ発車というわけではなく、列についていれば乗れないことはないと思います。ただ、あまりのんびりして乗り過ごさないようにしてください。

列車に乗った後

適当に好きな場所に座ります。スーツケースがある人は、早めに並び列車の中でスーツケースが置ける場所を確保するのが望ましいです。
入口のところに置けるスペースがあるのと、それほどスーツケースが重くなければ、座席の上も置けます。

自由席ですので、適当に空いている座席に座ります。
アムトラックの車両の中で数車両(1とか2)はビジネスクラスというのがありますので、そこは乗らないように注意します。
切符は、座席に座って、そのうち、車掌が回ってきます。
プリントした用紙かスマホでQRコードを表示させればスキャンしてくれます。
チェック済みという意味と行先の確認のため、紙みたいなのが座席の上に差し込まれます。

後は、到着まで列車の旅を楽しむ形です。

ニューヨークに到着(ペンシルバニアステーション)

ニューヨークの到着は、ペンシルバニアステーションというマディソンスクエアガーデンの下に到着します。この付近にホテルを取っていれば徒歩で行くこともできます。

グレイハウンド

ワシントンDCとニューヨーク間をバスで移動することも可能です。
この区間は、市内の渋滞が多いため、時間が読めません。そのため、バスを使う上で時間的なメリットはありませんが、値段が安いので、安く行く場合というのは選択肢になります。

注意

バスを使う場合、そもそも出発が1時間ぐらい遅れる、途中でバスが故障する、渋滞で進まないなど、いろいろなことが想定されます。
まるまる1日時間があればいいかもしれませんが、数時間単位で予定が入っている場合は選択から外してください。
ワシントンDCをお昼ぐらいに出発して、ニューヨークを夜のイベントは間に合わないこともあり得ます。この場合は、列車のほうが無難です。

基本情報

ワシントンDCからニューヨーク所要時間 5時間30分から6時間以上(渋滞状況に左右されます)
料金 15ドル前後から(日程により異なります)

ユニオンステーションにて

ワシントンDCはユニオンステーションがグレイハウンドの出発点になります。
ユニオンステーションは、地下鉄、アムトラック、グレイハウンドと出発点になります。
イメージとしては、東京駅のような感じで考えておくといいかもしれません。
バスはバスで、列車の駅と違うところに乗り場があるイメージです。
ユニオンステーション自体は、まずまず大きいですので、少し時間にゆとりをもって行動してください。

ユニオンステーションについて

乗車の時間

グレイハウンドの乗り場は当日確認することになります。
あまり早くいってもゲート番号が決まってないかもしれませんが、念のため、出発の1時間から45分前にはユニオンステーションには到着したいところです。

荷物について

アムトラックと違うのは、グレイハウンドは、スーツケースなどの荷物を乗り前に預ける点です。
そのため、車内でスーツケースを気にする必要はないものの、特にタグなどがあるわけではなく、ちゃんと到着時渡されるかという不安はあるかもしれません。

バスに乗った後

適当に好きな場所に座ります。最近は、乗車の番号があるので、それが座席を勘違いする人がいるみたいですが、グレイハウンドは自由席ですので、適当に座ります。基本的にはトイレは後ろの方です。

ニューヨークに到着(ポートオーソリティ)

ニューヨークの到着は、ポートオーソリティのバスターミナルになります。
ここはほぼマンハッタンの中心地ですので、マンハッタンの中にホテルを取っているのであれば、便利な場所です。
ジャージーシティなどに行くのにPathを使うのであれば、アムトラックのほうが便利です。どこに宿泊するかというのも移動の選択方法としては重要です。

飛行機

ワシントンDCとニューヨーク間を飛行機で移動することもできます。
航空券を日本ワシントンDC、ワシントンDCニューヨーク、ニューヨーク日本という周遊券で買うとこの方法を使うことになります。
その前の段階で、選択肢があるのであれば、飛行機の利用はよく考えて旅を組み立ててください。

飛行機に乗る場合、今は、空港には2時間前には到着したいところです。
アメリカの場合、特にセキュリティチェックが混雑する可能性があります。
2時間前について、荷物を預け、セキュリティチェックを通過するのに1時間ぐらいはかかる可能性があります。
そうすると搭乗ゲートに到着するのが1時間前ですので、搭乗時間を考えればこのぐらいでも少し心配です。
飛行機は、移動時間は、最短ですが、乗る前の準備の時間がかかります。

もう1点、ワシントンはダレス国際空港とロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港と2つあります。ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港は地下鉄で行け、近い空港ですが、ダレス国際空港はかなり遠くなり、タクシーなど使えば、60ドルから80ドルぐらいかかります。

ニューヨーク到着後も空港からマンハッタンは遠く、基本的にはどの空港に到着しても空港からマンハッタンはタクシーで50ドルから100ドルぐらい考えないといけません。

このワシントンDC、ニューヨーク間というのは飛行機での移動というのは、それほど大きなメリットがないかもしれませんので、旅行を組み立てる際は十分お気を付けください。

空港コード DCA ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港
空港コード IAD ダレス国際空港

注意
移動する時間というのは、ホテルを出て、次の都市のホテルに着くまでの時間のことだと考えてください。
飛行機に1時間30分乗っているから早くニューヨークに着くということではありません。

ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港へのアクセス
ダレス国際空港へのアクセス


    アンケートのお願い

    このページは、参考になりましたか?今後の改善のため、ご意見をお知らせください。

    件名